ロクちゃん長生き

投稿者: | 2010年12月24日

とりあえず、めりーくりすます。

ロクちゃんの口内炎は治らない。
クチの右側に集中していたのが左側にも波及している。

ただ、秋口よりは多少なりとも太っているみたいで、最近皮が剥けてきた。

イグアナの脱皮はヘビみたいにツルンと形で剥けることはなくて、ちょうど日焼けした人の背中みたいにボロボロところどころ剥けてくる。
このあいだは顔のほとんどが剥けて、今は腕から脇にかけてが剥けている。背中が白っぽくなってきたからその後に剥けてくるだろう。

イグアナの寿命は30年とも言われてきて、この12月で推定11歳になったロクちゃんはまだまだ生きるように思ってきたのだが、30年というのはかなり多すぎる見積もりみたいで、実際のところ飼育下のイグアナは10歳が峠ということらしい。
ロクちゃんは雌なので、雌イグアナはたいがい卵関係で10歳を待たずに命を落とすことが多いからもっと早く死んじゃってもおかしくないのだけれど、不幸にしてというのか幸いにもと言っていいのか、ロクちゃんは今まで一度も卵を持ったことがない。
雄イグアナだと発情期の拒食と攻撃性で命を落とすことが多いのだけれど(前のナナちゃんはそれで死んだ)勿論それもない。
ロクちゃんは十分に成熟した年齢のはずなのにまだ若いイグアナのように体が小さめで、そんなこともロクちゃんを長生きさせている原因なのかなと思ったりもしている。
だが、さすがにもうトシなのかもしれない。

食欲は、手を変え品を変え、なんとか食べてくれるように工夫していて、そんなことがこのところの脱皮につながっているのかなと考える。
以前は常食だった小松菜は全く食べてくれなくて、今の主食は主に人参葉。それも柿とかかぼちゃとかブロッコリーなどのトッピングをしないと食べない。
ほんとはあんまりあげてはいけないのだけれど、この際太るためならと思い、週に2回くらいはパンをあげている。これは身を乗り出して食べてくれるのでうれしい。

しかし、産直にももう人参葉は並ばないようになってきた。
出始めの頃は下にくっついている人参も小さくてよかったのだが、このごろはもうホントご立派な人参がくっついているので、ウチの冷蔵庫の野菜室は人参でいっぱいだ。
人参がこの世の食べ物の中で一番苦手な私が、だから毎日人参ばかり食べている。

もしかして、再来年はロクちゃんはいないかもしれないから、来年の年賀状では大活躍してもらった。
生き物を飼うって切ないなぁ。