あいしてた

投稿者: | 2012年3月31日

カーネーションが終わってしまいました。

この半年、このドラマがなかったらホントにしんどい時間を過ごしてたと思う。朝から「ステーキみたいな」ごっついドラマだったけど少なくとも私にはそのくらいのボリュームは必要だった。
尾野真千子のつくりあげた糸子は本当に愛しかった。
壁にぶち当たりもがき泣きじゃくる少女の糸子、心斎橋のカフェに行っても物怖じしない腹の据わった糸子、ロイヤルでも生地屋でも店をどんどん繁盛させるカッコいい糸子。自分の祝言に遅れてきた疲れきった顔の糸子。身重のくせに翼賛婦人会のBBAに食って掛かろうとする糸子。だんじりを見て泣き崩れる糸子。玉音放送を聞いて「お昼にしよけ」という糸子…
夏木マリになってから、「里芋」がパスタか何かに変わっちゃったような糸子にはやっぱり違和感だったけれど、昨日の糸子の死は辛かった。朝の15分、私を今このときからどこかに連れ去って幸福な思いをさせてくれたあの人にもう会えないのだと。

今日の「ふたりの糸子」からエンドロールにはさまれた糸子の一生に、涙が止まらなかった。
小原糸子は架空の人なのに、私は本当に愛してたんだな。


いただきもの。とってもすてきな色の雪割草。


「友禅」という名前の雪割草。これもいただきもの。

雪割草の花言葉は「自信」なのだとこのドラマで知った。
フツーの人よりも全然自信が足りない私にはうってつけのお花だったんだね。