ハネフクベ

投稿者: | 2013年6月19日

実家でテレビをボーっと見てたら、なんかのCMで、南国の大きな木に絡むつる植物のボール状の実が割れて、中からカエデのタネみたいに薄っぺらい翼がついているんだけど片翼じゃなくて両翼になっててそれがグライダーみたいに飛んで種子散布されるさまを、音楽にのせて劇的に演出していた。
その植物を「アルソミトラ」とテレビは言っていた。何の仲間の植物なのか興味があった。

このごろカタカナ言葉はとみに頭に入らないのでこれは自分の家でならすぐググってそれが何モノか調べて納得するんだけれど(納得するだけで頭に残るかと言えば心もとないのだが)、実家にはネット環境がないのでとりあえずレシートの裏か何かにメモっておいて今調べた。今調べたのもバッグにケータイを入れようとしてそのレシートが入っているのを見つけたからだ。

で、その植物はウリ科のヒョウタンカズラ(ハネフクベ)というらしい。
ググってみると、京都府立植物園にその果実の展示があるようで、考えてみたら温室のホールにそんなのがあったような気もする。私がいかに標本みたいな干からびたものに興味がないかということが我ながらよくわかる。

ウリの仲間といえばやっぱりおいしい果肉を用意して種子散布してもらうのがデフォ?と思えるけれど、ものすごく高い木に絡み付いて実をならせたら誰も食べにきてくれないもんなぁ。

今度京都府立植物園に行く機会があって、もし覚えていたら干物展示もちゃんと見てこようと思った。