ちょっとウツ気味でサボりました。
木曜日に図書館に行って「ソロモンの偽証第3部」を借りてきた。金曜日に読み終わった。
・・・この本、文庫本になったら絶対買おう。はぐれもんのオバサンも生きる勇気をもらえたよ。
ネット上の書評を読んでて、誰が本当は関与していたのかは知っていたのだけれども、その動機がわからなかったのだが、第3部のはじめの方でわかった。
私は、死んだ子はこりゃクズだなと最初から思ってたけれど、その「動機」のことに気づくと、自分の中に、死んだ子と同じようなクズ要素があるんじゃないかと自己嫌悪した。
うん、そういう情のかけらもないところが確かにあるよ。
そして、クズだから死んでも仕方ないよと私は思っているのに、作中ではみんないろんなことを知った上で彼の死を悼んでいて本当に立派だと思ったよ。
まぁ、読んでいない人にはなんのこっちゃわからんことですが。
もう一冊借りてきた「その後の不自由―『嵐』のあとを生きる人たち」という本は、薬物依存や境界性人格障害の人の援助者のための本で、はじめはそういう本だと知らなくて中身をパラパラ読んでみたら、あれ?これ私のことじゃん!という感じで、私がドラッグやアルコールにつま先ほどにも染まってないというのはかなり奇跡なんだなとわかった。
夫に話したら「おかあちゃんえらかったね」と言ったけど、私が偉かったんじゃなくて(依存した人が偉くなかったんじゃなくて)私の受けた傷がたぶんだいぶ軽かったんだろうし、またあとは運みたいなモンだったのだと思う。
宝物みたいに大事にしたい言葉がたくさん。まだ読み終わっていないのでこれからちゃんと読もう。