ときどきどくしょ

投稿者: | 2014年7月28日

図書館で借りてきた、
「いつもカヤの外にいると思う人たち」
という本。
予約した本をとりに行ったので、1冊だけ借りるのもなんだしと思ってテキトーに借りたのだけど、これがヒットでしたわ。
もう的確に私のことを書いてくれてる。読んだら「そうそう、そうなんだよぉ、どうしてわかるのそんなに~?」という感じで泣けてくる。
で、読み終わる前に返しちゃって、尼で中古で送料込258円で買ったので今ここに私の本としてある。

でも、縫い物したりしてたのでまだ途中のまま。
他人からのアクションがすべて拒絶に受け取れてしまう過酷な非常に労力の要る人生を、ではどうやって変えていったらいいのか、どう認知を変えていくのか、という問題についてこれから書いてあるのだと思うのだけれど、ちょっと読むのがこわい。
これが、まだ30代なら、よし、頑張って自分の人生を軌道修正するんだ!となるのかもしれないのだけれど、もう50で、これまでのやり方を根本から変える労力を生み出す自信がないんだ。
それに、これから人生変えたって、新しく夢を持てるとか、新しく友人を作れるとか、ぜんぜんそういうビジョンが描けない。
ああ、負け犬・・・
しかし、近いうちに、読むだけは読もう。

それから
「あの頃、忌野清志郎と」
という本が出ていたのを尼のお勧めで知ってこれも注文して届いたので読んだ。
著者はRCサクセションのマネージャーをかつてしていた人。
この人は12歳の時に、まだデビューしたての3人編成ハードフォーク時代のRCの「ぼくの自転車のうしろに乗りなよ」をテレビで見て心を奪われて、どうしたらこの人たちに関わる仕事ができるのだろうとずっと考えてきて、RCの暗黒時代もずっとファンでい続けて、その間も自分で事務所に雇ってもらえないかと何度も掛け合ったりして、デザイン学校を出て親の関係の仕事に就きながらもずっと機会をうかがい、RCが時代の寵児になってやっと事務所がスタッフ募集をした時に応募をして採用されたのだという。
忌野清志郎はずっと「夢を忘れずに」と言い続けた人。それを支える側の人もやはり、自分の夢をずっとずっと胸に大事に燃やして、飽くことなく追い続けて掴み取った人だということに胸がじ~んとした。
たった12歳の時からそうした夢をもったこの人を心底うらやましく思った。
そういう人なのに、なんというか、まだまだ自分は途中、これからどうやって成長するんだろう、不安で、でもがんばりたい、という心持が文章の端々に見えて、読んでいてなんとなくリラックスできた本。
重箱隅な感想だけど。
お通夜の席のお棺の中のキヨシローに、石井さん(栗原景子さん)が「今日は(ドライアイスで)冷たいね。でも、明日は(火葬で)アッチッチだからね」と声をかけたと言うエピソード。
この妻あってのキヨシローなんだな。ホントにすごいステキな人だな、と思いました。

あと、予約して借りた「怒り」という本の上巻とか、「ホット・ゾーン」とか(これはまだ途中)とか、古事記(講談社学術文庫版)を読んだりしている。
年取ったら精読するものなんだろうけど、私はなんか、乱々読だなぁ。


オキナワスズメウリ、ウリっぽくなってきた。