行者還林道と木の花

投稿者: | 2016年4月26日

ホントは、先週土曜日23日のお出かけのことを先に書かなければならないのだが、後回しにして、昨日25日に出かけた、天下の酷道309号線、行者還林道で見たものを。

国道309号線は、行者還(「ぎょうじゃかん」、と読んでいたが、「ぎょうじゃがえり」と読むとwikiにはあり、「ぎょうじゃもどり」と読んでいるサイトもある。どれが正しいのだ)岳という、ものすごく険しくて、役行者も引き返してきたという山を越える林道で、現在は国道に昇格しているのだけれど、ほとんど1車線で、どこにもここにも「落石注意」の看板があり、いたるところに石が実際に落ちている、急カーブの連続する「酷道」である。
おまけに冬季は通行止め区間があり、道にゲートが下りてシャットアウトになるのだけれど、つい先日開通したので、ヤマザクラの景色で有名な「ナメゴ谷」を見下ろす景色を一目見ようと朝の6時に家を出た。

明日香、吉野を通り、川上村から上北山村より行者還林道に入って、曲がって登って曲がって登り、9時半ごろ現地に到着した。

・・・fbの奈良の情報グループで見たとおり、今年は桜がはやくてもうヤマザクラはほとんど散っていたのだけれど。


尾根筋に残った自然林のいろどりが本当に綺麗。ここに桜が咲くのだけれど、散った後でも美しい。
山火事が起こったときに、別の植林に燃え広がらないように、防火林として自然林を残しているものらしい。


別の場所から。まだヤマザクラが咲き残っているところもあって、まさに「山笑う」の風情。


山にはマルバアオダモの花が目立った。


キブシの花。ミソサザイがひっきりなしにさえずる滝のそばで。


クロモジの花。ちょっと小枝を折ってにおいをかいだらいい香り。


初め、トサミズキかと思ったのだけれどトサミズキは紀伊半島に自生しないそうで、調べたら、コウヤミズキというのらしい。あまりお目にかかれない木なんだそうだ。


コバノミツバツツジ。日当たりのいいところでは咲いていた。まだこれから盛りのようだった。

草の花編もまた投稿したいと思う。