昨日(9月3日)、十津川村の果無集落からちょっとだけ熊野古道を歩いた。
植物探索は二の次で出かけたのだけれど珍しいものにいろいろ会えた。
ギンリョウソウモドキが土の中からコンニチハしていた。咲いている個体にはお目にかからなかった。
ギンリョウソウモドキを見るのは初めて。
チャボホトトギス。
地べたにべったり張り付いたうずら葉のホトトギスがいくつかあって、ヤマジノホトトギスやヤマホトトギスならもう咲いていてもおかしくないのに全然咲いていないなぁなんて思いながら登って、ピストンで戻ってくる時にふと見ると黄色い花が・・・
自生で、黄色い花の咲いているホトトギスを見たのは初めて。キバナ?チャボ?小さいからチャボかな・・・なんて思って帰宅して図鑑で確認。チャボホトトギスだった。
村内にはキイジョウロウホトトギスの自生もあるらしくてそれも見てみたいのだが。
黄色いホトトギスの仲間はいずれにしてもソハヤキなのだな。
ビョンとはねて、ナニヤツ?と思ってみたらカエルさん。ヤマアカガエルかな?
カエルさんに注目していたら変わったものを発見。キノコ?と思ったけど、よく見ると茎に鱗片みたいなものがあって被子植物クサイ。
大きさは1円玉よりちょっと大きいくらい。あちこちにちょこちょこ生えてる。
帰宅して夫が調べたら、「ヒナノシャクジョウ」だった。
腐生植物。ギンリョウソウとかハマウツボの仲間とは違って、単子葉植物に属するらしい。
奈良では絶滅危惧2類。
遠かったし、夫が石に滑って手をねんざするというアクシデントもあったけれど、行けてよかった。