世間ではチキンラーメンが売り切れなんだとネットニュースで見たが、今日近所のディスカウントスーパーへ行ったらふつうに売ってた。5袋入りのものだった。1袋売りのが売り切れなんだろうか。
私はチキンラーメンが苦手で40年くらい前に2回くらい食べたことがあったけど以後ついぞ食べずにいる。
朝ドラを見ていると、チキンラーメンはおいしいもののように見えてしまうけど、だから、ちょっとだけ食べてみたいような気もするけど、やっぱり私のクチには合わないよな。
「若者の袋麺離れ」というのもtwitterで見た。袋麺を食事として食べるには、鍋や加熱調理器(ガステーブルやIHなど)というインフラが必要だし、素ラーメンは味気ないので具になるものの用意も必要だし、食べたら後片付けもしなければならない。
ブラックな仕事について狭い単身用アパートに住んでたりする若者には時間的にも経済的にも技術的にも袋麺を食するゆとりはきっとないのだろう。
私は長い間ラーメンが苦手だった。
子どものころ、家ではサッポロ一番が定番の袋麺だったけれど、私は塩味しか食べられず、それもバター(マーガリン)を少しのせてやっと食べられる、という感じだった。
中学生くらいになって出前一丁とチャルメラが食べられるようになった。
カップ焼きそばは好きだったけどカップのラーメンは好きじゃなくて、大学に入ったころに売り出されて流行ったわかめラーメンはゴマの香りでなんとか食べられたという程度だった。
結婚してからはカップ麺はほぼ排除、袋麺は中華三昧とか生協の味一番を我が家の麺担当大臣(夫)に調理してもらってたまに食べた。
私は専業主婦なので、自分で働けなくて夫の経済力に依拠して生活している以上、袋麺やカップ麺を食卓にのせることにどうしても後ろめたさを感じてしまうのだ。
同じ理由で長い間我が家には電子レンジというものがなかった。結婚して20年近く電子レンジを持たなかった。
今は日々使っている。主婦歴も長くなって依怙地さが少しすり減ったんだろう。也々の世話をする上でも電子レンジは本当に役に立った。
食生活もうつや也々の世話を経たことで出来合いを排除するかたくなさを自分で笑えるようになったのだ。
ここ10年くらい私はラーメンを好むようになって、家でもラーメン頻度は増えた。
やっぱりカップ麺を食べる機会はほとんどないけれど、夫は私が弁当を作らない日用に職場にカップ麺の買い置きをしているので、私自身もカップ麺の販売状況とか夫から聞く食味などアンテナは張っている。
私が好きな袋麺ブランドのチャルメラの名を冠するカップ麺で、しかも限定品のかんずり味となればこれは必食である。
今日は夫が午後からの出勤だったので早めの昼ごはんにいただきものの「明星 チャルメラどんぶり 新潟かんずり 旨辛みそラーメン」を食べてみた。
お湯を入れる前、スープの素を開封した時にすばらしいかんずりの香りがした。
スープは口当たりよく、後からじんわりとかなり強めの辛味がきておいしい。
カーボンオーバーではあるけれども今日だけは思い切って完食してしまった!
ごちそうさまでした。ありがとう。