ないはなし

投稿者: | 2019年12月28日

1月中に手術の予定が入れば、昨日までに病院から電話がかかってくるはずだったが無かったので、夫の手術は2月以降になるのだろう。
普通のがんならこんなに悠長なことを言ってられないと思うのだが、前立腺がんは進行が遅いらしいのでこういうものらしい。こういうものらしいとはわかっていてもやっぱりいろいろ気がもめる。さすがの呑気な夫でも「落ち着かない」と言うほどなので、人間のできていない私の様なのはなおさらである。
気持ちを上手くなだめて不安やいらだちと自分を切り離さないと、と思うんだけれど、全然うまくいかない。
楽しいことやくつろぐことを上手に毎日に取り入れないといけないんだけど。ダメだなぁ。

人とかかわりを持たないから私の人生経験は浅いのだけれど、今年はいろんなことを学んだ。
生き死にと、離別というのは、これは為す術の無いものなのだ、ということを思い知ったのはよかったのかもしれない。
何度言っただろう。「仕方ないね」「しょうがないよね」。
仕方のないものだと思わずにどうしてこれが耐えられよう。どう抗っても起こってしまうことがらなら、あるがままに受け取るしかないのだ。
いつか、一番かけがえのない人ともこうした離別は来る。それまで悔いないように生活する。これからどんどん年をとるのだから立派にその時に立ち向かえるよう、日々努力しよう。

三原順が亡くなって25年だそうで、豪華画集が出るらしいとtwitterで知り、その値段に愕然とする(10K!)。
ちょっと手を出しにくいお値段だ。でもなぁ、三原順だしなぁ。
復刊ドットコムで三原順の「かくれちゃったのだぁれだ」という絵本が復刊されたことがあって、その時はまだ我が家もそんなに貧窮生活ではなかったので飛びついて買ったものだ。たしかあれも10kくらいした。
今は厳しい。手に取ってみたいけれど、多分全部見たことのある絵だろうし、描き下ろしはないしな(!)。
で、今回の画集をAmazonで見たら、関連本として「かくれちゃったのだぁれだ」があがってきていてなんとそれが新装版らしい。しかも非常にお求めやすい価格になっております(笑)。ひどいよ。

一昨日、一年間待ちに待っていた山岸凉子の「レベレーション 5」を入手したのだけれど(単行本になるのが毎年12月の末なのだ)、その中にはがき大のフライヤーみたいのが入ってて、どうもギシ先生も画業50年だということで画集を出されるらしい。お値段を見るとなんとなんと30k!!!!!
さすがギシ先生。でも確かに、山岸凉子のカラー画は極めてハイレベルだからそれくらいの値段にはなるのだろうが・・・
このあいだ、大阪うめだ阪急に見に行った萩尾望都の展示会でも物販コーナーで何万もグッズを買っている元腐女子のマダムをたくさん見たので、こういうものを何気に買える方々も世にはいらっしゃるのだろう。我が家のおサイフとは次元の違う話だけれど(泣)。

あーー、またお金の話になっちゃった!


タネから育てて初めて咲いたササユリ。
スマホでも撮って、母に見せてあげた。なんで今年初めて咲いたのかな?