この頃、星野源どころではない(!)ので、ずいぶん遅ればせながら #うちで踊ろう について知ったのであるが、もとの動画と、岡崎体育のコラボを見て、大泉洋のをちょっとだけ見てやめて、他のは見てない(あ、テレビで、ゆりやんレトリィバァのを見てしまった・・・)。
他の国の様に、国が外出を禁止する代わりに生活が成り立つよう担保しているのなら、「家にいよう」「うちで踊ろう」という呼びかけは益になるものだ。
だけど、この国には、それは「飢えて死ね」というのと同義でしかないという人がどんなにたくさんいるだろう。生活が成り立たないのに、なぜ公のことを考えられるだろう。
遊ぶために外に出る人もそりゃいるだろう。でも多くの人はやむにやまれず出ているのだ。家でじっと疫病の去るのを待っていたくても、それでは糊口をしのげないから、満員電車に乗り、人のいるところに行くしかないのだ。
そんな人たちは、あの動画をどう思うだろう。
世界中のエンターテイナーがするように、自分の得意なことで何かとても素敵なことをしたように、作った本人も思っているだろうし受け取る側も思っているのかもしれない。でも、日本ではそれは違う。日本は先進国の中でたったひとつ、国民の生命を守るための補償も給付も出し渋る、ものスゴイ国だから。