じうまん

投稿者: | 2020年7月12日

毎日、雨。

わが古家は、日当たりが悪く、ご近所よりも低い位置にあるので、こう雨ばかりだと家の中が非常にかび臭い。

一昨年、ちょっとはりこんで除湿器を買った。あれこれレビューを見たりして機能が十分かつリーズナブルなもの。それを、一番湿気が強くてかび臭い1階の和室で使っている。
・・・もうびっくりするほどタンクに水がたまる。1日運転していると鍋一杯分ほどの水がたまる。恐ろしいほどである。
そうして除湿はしているのだけれど、かび臭さは取ってくれない。
このかび臭さをどうにかするすべはないのか。

で、調べてみると、オゾン発生器というのがいいらしい。
密林では値段も手ごろ。
で、ポチった。

ほんの30分ほど使ってみたが、かなりいけてる。堪らないほどのかび臭さはなくなってる。

便利なものである。

也々がいたころは、月に何万も治療費が必要だったので、我が家はほんとに超緊縮財政だった。普段の食事も普通のスーパーでは買い物ができずディスカウントスーパー専門。家具だとか家電だとか大きな買い物はできなかったし、私は美容院だって気安く行けなかった(そもそも美容院が嫌いというのもあるけどw)。
也々が死んで、それから家のローンが終わって、生活のゆとりというものがひさびさに手元に帰ってきた。

だから、除湿器なんかを買ってみたり、去年はカタログの上位機種のエアコンなんかも買っちゃったし、それまで気になってても買えなかったもの、例えば、布団用の掃除機とか布団圧縮袋とか低反発の分厚いラグマットなど1万円まではしないようなものを、夫に相談もせず気軽に買っちゃったりするのである。

そうそう、先週は、首にかける扇風機も買った。去年、母親の看取りの時、一度だけ実家に美容師さんに来てもらって母の髪をカットしてもらったのだが、その美容師さんが使っていたのを思い出して、庭仕事にいいなぁと。

夫ががんで入院して、その後思ってもみなかった長期自宅療養になり、有給も切れ、5月にもらったお給料はマイナスだったのだが、職場の福利厚生の方で給与補填がすこしあって、結局いつもより10万くらいの減で済んだ。
後から申請すれば、健康保険の方から傷病手当というのももらえるので、今必要な診断書を病院に書いてもらっているところで、その10万のうちのなにがしかも戻ってくるだろう。

このコロナ禍で、明日の生活のままならない方が世にはどれだけたくさんいらっしゃるのかと思えば、本当に恵まれている。

さて、私のところにも定額給付金というものがやってきた。
申し訳ないけれども日々の生活にこのお金をまわさなくても我が家は暮らしていけるので、我が家ではこのお金をそれぞれのポケットに入れることにした。
夫は再入院の自分を励ますために、鳥活用の望遠レンズを購入した。消費をして世間にお金を回したいという考え。
それで、私は・・・
どうしたらいいのかわからない。
こういう大金(私にとっては、ですよ)を持ち慣れたことがないので、どう使っていいのかわからない。
どこかに寄附をしようか・・・それとも夫のようになにか長く手元に残るものを買うべきか。
ずっと、頭の中のそろばんが「百の位」のまま生きてきたので、それが最近やっと「千の位」になったような程度なので、「十万の位」は扱いかねるのだ。


ちょっと前のだけど、ヤマオダマキの実生。