たいもう

投稿者: | 2020年11月14日

10月の終わりの日の昼前に、また実家のある自治体の救急から電話があって、父がまたバイクで転んで救急搬送された、と。
初めは、県をまたいでの大きな病院に搬送されるということだったので、バイクで駆けつけるのはムリと、夫に早退してもらうように頼んで、夫の帰宅を待っていたら、また救急から電話があり、結局、前回も搬送された地元の二次救急の病院へ。夫の帰宅を待って駆けつけたらすでに2時間たっていて、別に連絡を受けていた弟夫婦の方が先に説明など受けていた。
弟の嫁さんは実母の介護をしているのでもうタイムリミットで、バトンタッチした。父は脳出血しているらしく入院なので、手続きをして、HCUで少しだけ面会をして、看護師から説明を受けて、当座必要なものを取りに実家に行き、支度して病院に戻って渡した。
脳の出血は軽微なものだったので手術するほどではなく、点滴で自然吸収を待つというものだった。それでもHCUには4日いた。
その後一般病棟に移ったので、本格的な入院準備を支度して出かけていき、その時は病室への入室を許可されて整頓させてもらった。父は事故したことも覚えていなくて当初は自分がどこにいるのかもよくわからず、ダメージが軽減されて自分のおかれている状況を理解してくるとそういう混乱が整理されないままに怒りに変わり、病院では暴君だったようだ。
洗濯物のために病院に通うたびに平謝りに謝っていたが、看護師さんたちはこちらも悪いのですから・・・などと言ってくださるけれど、きっと内心、このクソ爺!と思っていらっしゃったに違いない。

で、そのクソ爺が木曜日に退院してきて、今度は私限定の暴君になったということなのだった。

一昨日、昨日と、退院と、ケアマネさんとの面談や介護サービスの契約、いろんな手続き、その合間に買い物して食事の支度して洗濯して、私に別に感謝してくれなくてもいいけど、せめて、何度も仕事を休んでその度職場での立場に差しさわりのある(ついでに1日休みを取るごとに給料が1万円減る)不安定雇用の夫には、ねぎらいの言葉をかけてほしかったのに、父の暴君ぶりと言ったら。

あーーあ。

くたびれちゃったなぁ。
血圧がものすごく高くなっちゃって、水曜日には最高170前後、最低が100近くになっちゃって、私の方が先に死ぬかも、みたいな。

家で、植え替えをしたり、本を読んだりして、ゆっくり過ごしたい。
休日に、何の不安もなしに、のんびり鳥活をしたい。

わたしののぞみ。一日も早く父がいなくならないかなぁ。


公園の、枯れたコキアについたクモの巣。