17日に星野源の「創造」の配信が始まったが、尼ではダウンロードできなくて、あちこちで無料で聴けるので何となくこのままダウンロードせずに済ませそう。
いい曲だと思うけど。
「死の淵から帰った」
星野源には「化物」という曲があり、それはクモ膜下出血をする以前、故中村勘三郎に生前聞いた話から着想を得て作られたと聞いている。この曲の入ったアルバムが出来上がった直後に倒れたので、時系列では全くそうではないにもかかわらず、「化物」はそのまま、死病から這い上がった星野源のことそのもののように聞こえる歌だ。
一度、「そんな風に聞こえる歌」を作ってしまったのだから、しかも「よみがえる変態」なんて文章も上梓したのだから、ネタ的にはこれは売れなくなった時のためにでもとっておけみたいな「もう最後の切り札」的なものなのだろうと思う。世が世なれば。
でも、この時代だから、この時代だからこそ歌にできる。
むしろ、しなければならない、と思ったのかもしれない。
いつだれが死んでもおかしくないし、不安に押しつぶされて、あるいは生活が立ち行かなくなって自死を選ぶ人も冗談でなく増えているからこそ。
遊ぶために生きなければならない。私たちは「ホモ・ルーデンス」だから。
王道の遊びじゃなくても、ほんのちょっとど真ん中をずらせば世の中に遊びは無限。楽しいことを創って生きよう。
あーーーーー、でも、最後の×は。ヤメテ。
音源をCDみたいな形のあるものでもってないと物足りないというか不安というか、それって古いんだろうけれど、やっぱりダウンロードしようかどうしようか。