題名は思い出せないけど、太宰治の小説に、夜中に昔してしまった恥ずかしいことを思い出して呻吟する、というようなのがあった。
星野源のソロデビューアルバムに収録の「くせのうた」にも
というような歌詞があった。(1:47まで)
私が太宰治も、星野源の歌も好きなのは、こんなところなのかもしれない。
私もやはり、夜中でなくても、昼日中でも、昔の失敗・失態・チョンボ・恥・その他、マズイことを何度も思い出し、「あーー」と言ったり、泣いたり、怒ったりするからだ。
この間twitterで、
「夜に嫌な事を思い出しちゃう」
「脳は自分が不快な事を防衛で覚える仕組みなの。記憶にはエピソード記憶と反復記憶があるから、逆に頭の中で嫌な話が始まったらこれはお終いって話を切っちゃう。反復記憶が始まったら好きな歌を歌って反復させない。過去の記憶は今が作るの」
#子ども科学電話相談— ヤギの人🐐 (@yusai00) May 9, 2021
↑のtweetがタイムラインに流れてきて、なんと!そうなのか!!!と。
まるでPCR検査で塩基配列増幅するように、反復するごとに記憶をマシマシして余計に苦しむんだよな。
と、知ったって、なかなか「はいお終い」ってなれないけれど、もう失敗を引きずって進むほど先の道程ないのだから、なるべく軽やかに歩いて行った方がいいな。
それはそうとして。
バラも薫り高く咲いています。
遠いところの人に、この香りが届きますように。