おわった

投稿者: | 2021年10月13日

諸事情を鑑みて、ようやく母の納骨をすることができた。
子孫というものがないので、まあ、今のご時勢、子孫があっても墓の守はなかなかではないので、墓は作らずに、納骨して永代供養してくれるお寺に預けた。母の生前よりここに納骨してほしいと願っていた寺が大阪にあり、亡くなって後、翌春にでも、と考えていたもののコロナがやってきて、今の今まで延びてしまった。

日曜日。高速使って弟の車で出かけた。コインパーキングからお寺まで遠く、輸血はしているものの赤血球が普通の人の半分の父にはヒマラヤで登山のような心地だっただろう。お寺は感染対策で納骨と経木流ししか受け付けていないのだがそれでもなかなかの混雑で、今や日本全国で一番感染者の人口に対する割合の「濃ゆい」大阪であるので、なかなかスリリングだった。換気は非常に気をつけておられるようだったので大丈夫だとは思うけれども。
母は戒名を要らないと言い残していたので俗名のまま納骨したのだけれど、一般の仏式の葬儀で用いられる「戒名紙」に名前を書いてもらえなかったこと(いや、戒名つけてもらっていないので当たり前なんだけれども)が父は非常に不服で、そのことを話題にすると必ず怒鳴り散らすので辟易していたのだけれど、こちらは納骨時に経木に名前(戒名あるいは俗名)を書いてくださるので父もようやくそれで納得してくれた。
父は納骨後のお斎を希望していたのだけれど、実母の介護で日ごろ時間のとれない弟嫁が買い物に行きたいとのことで弟夫婦は参加せず、私たちも夫の職場はいまだ会食自粛の通達があって外での食事に難を示したので、父は独り機嫌が悪く、テイクアウトのお寿司を3人前買って実家で食べたのだけれど、食べ終わってもグチグチネチネチ言い続けるので、片づけをして早々に実家を辞した。

先週は月曜日に夫の耳鼻科診察があり(まだ無罪放免にはならないらしい)、納骨のことで弟とさまざま相談、服装を用意したり、父に段取りを説明したり、お斎の取りやめで怒る父を宥めたり、ほんとうにあれやこれやで、前日はやはり案の定眠れないし、納骨終わって母の安らけきを祈る、なんてどころではなくて、とにかく疲れて家に帰ってきた。納骨のために急きょGUで買ってきたロングスカートはお寺のお堂で3度も裾を踏み、慣れないスカートなんてはくモンじゃないわ、やれやれと家で脱いだら、なんと内側に値札が付いたままだった!
・・・やっぱり安定のヤラカシですわ。

コロナがどうにかなったら、お寺まで電車1本で行けるので、参ってやろうと思う。6月にはジャカランダも咲くらしい。

今週は夫の泌尿器の方の診察があって、3か月ごとの腫瘍マーカーの血液検査も予定されてる。
いい結果だといいな。タイトな日々。がんばろう。


今年はいっぱい咲いた、キイジョウロウホトトギス(写真はお花少ししか写ってないけど)。