こんな通院

投稿者: | 2021年11月27日

昨日は、父と夫の通院日だった。
同じ病院なのでどうということはないように思われるかもしれないが、いやはやどうして、である。

父には常に介助が必要なのでかかりきりになる。
夫の方は、昨年入院してからこのかた通院の際はすべて、私が手続もろもろ全ておこなってきたので、独りで泌尿器外来に行って何かチョンボをするんじゃないかと思うと気が気じゃない。
3日ほど前から通院のルーティンを復唱させていたが、前日になっても覚えていない。だいたいが夫はいつも「なんとかなる」と思っているので(それも手続きを覚えられないので場当たりで何とかするしかなかった経験上仕方がないのだけれど)無理に自分を追い込まない。
もうしようがないから、任せることにした。

昨日は9時半に実家について支度をして10時過ぎに出て病院に向かい、自動車道が渋滞で使えなさそうだったので一般道を経て11時前に着いた。病院ではいつも車を玄関前につけてもらって父と私が降り、夫は駐車場に行く。この病院は駐車場が非常に遠いのが難点。夫は病院に戻ったらそのまま泌尿器科。私と父は血液内科へ。
血液内科は非常に混んでいた。コロナ禍で、病院の待合室は横に並んだ椅子をひとつ飛ばしで座るマナーになっているけれど、昨日はびっしり隙間なく座っていて立っている人もいる。現在の奈良の感染状況でなければパニックを起こしそうな混み具合だ。
一旦父を少し離れた椅子に座らせて、私は受付前で様子を見ていたら、1つ席が空いたのでそこに持っていた布バッグを置いて父を呼びに行き、座らせた。隣の席の人が席をずらしてくれて私も座れた。
少し待って父の血液検査の採血と輸血のルート確保。予約は12時なのだが、血液検査の結果が出ないと診察も輸血もできないので1時間早めに行くのである。血液検査が終わったら医者の指示で診察の朝は服用しないでいる免疫抑制剤を父に飲ませる。
12時くらいまで待ったが、父の受付番号はモニターに出てこない。受付で確認してから先に食事を済ませることにして、父と病院内のレストランに行った。夫にLINEするが返事がないので処置室で尿道拡張中なのだろう。
ちょうど昼時でレストランは混んでいたけれどすぐに座れて、父はオムライス、私はきつねうどんと、前回と同じメニューだった。
ゆっくり歩く父を支えながら外来のそばのトイレまで戻ってきて、父に輸血前の用足しを勧めていたら父の名前を呼ばわる声が。看護師さんで、診察が遅れに遅れているので先に輸血をしましょう、とのこと。父は出そうとしても出なかったようでそのまま出てきて、ともなって血液内科に戻り、しばらくして処置室に入っていった。夫が戻ってきて処置も会計も済んだようで、お昼はまだだというので、父が夫の分としてくれた昼食代を渡して食べに行ってもらう。

30分ほどして夫戻ってくる。ちゃんと手続きしっかり完了できたようだ。還暦過ぎの男だから当然と思われるかもしれないけれども、私も過干渉と思われるかもしれないけれども、夫の脳にはそういう特性があるもので。
すこしゆとりの出来た待合室で夫と並んで座り、父の輸血を待つ。
2時半近くになり、父が出てくる。
それからほどなくしてモニターに父の受付番号が出て診察の順番が来た。

血液検査の結果はヘモグロビン値が8を切っていて、輸血頻度が1ヶ月に1度では足りないようになっていた。
血小板もさらに減っていて1.3万だった。
免疫抑制剤の効果について父が不安に思っているので代わりに聞いた。効果が出るまで1・2か月の人もいれば半年かかる人もあり、効かない人もいる、ということだった。
とりあえず次回の予約は来月上旬になった。

会計がまた混んでいて、病院を出るのが3時半を回ってしまったけれど、会計が終わってじきに夫の車が玄関に迎えに来てくれて4時過ぎには実家に帰ることができた。
それから私はかつ丼とお味噌汁を作って5時に3人で食べた。
父と相撲を見てから実家を辞して、帰りは渋滞で7時半ごろ家に着いた。
  
  
  
これから冬になり、夫に助けてもらわずには父の面倒を見られない。
その夫自身も血液検査の数値が悪い。
その上、昨日には、ワクチン無効化の可能性が高いコロナ変異株(今朝のニュースではオミクロン株と命名)が南アフリカからすでに世界へ勢力を広げているとの報道。
不安いっぱいだ。
トンネル、もうちょっとで出口か?と思ったら、落盤事故、的な。

がんばれ。だいじょうぶ。だいじょうぶ。


日曜日に買い物途中で通った道で見つけた、ヒドリガモ。