明るい未来

投稿者: | 2022年1月25日

居間で使っているファンヒーターが「ボン!」と爆発音を鳴らして停止した話は書いたかしらん?
で、その後、プチ解体して中のホコリを掃除して使っていたのだけれど、燃焼が不安定&意味なく停止&消火時消臭が働かず異様に臭い、という三重苦を負っていてなかなかに不安だったので、とうとう辛抱たまらず買い替えることにした。
で、この間の日曜日に買ってきた。
古いヤツは日曜の朝給油したばかりだったので、灯油がなくなるまで使った方がよろしかろうとそのまま使っていたけれど、今朝給油切れのお知らせが点いたのでそのままラストラン。
で、とうとう油使い終えて今は新しいファンヒーターにバトンタッチした。古いファンヒーターは後ほど油受けを掃除しよう。今は寒い。
安定した燃焼音が私の後方から聞こえてくる。よきよき。

昨夜はBS12で「カーネーション」を見る。
一番しんどい戦争末期の話と解放感のある終戦直後の話を一続きに放送していた。
戦争末期の話は、それが人の降らす鉄と火であるかウイルスであるかの違いだけで、本当に今と似通っていると思う。いつ自分の命を苛むかという不安。様々な行動制約に抑圧。どんなに困難な状況でも、お国は助けてはくれず自分の命は自分で守らねばならない状況。
ただ逃げることしかできず、逃げても軽々と命を取られるものであるのに、竹やりだ、バケツリレーだ、と愚かな方策を強要されるさまは、まだ何のデータもそろってはいず、データをとることすら放棄しているくせに「オミクロンは軽い」「死者も重症者も少ない」と喧伝流布されている今と全く同じだ。
ああ、いつもいつもこの国はこんなの。
ドラマでは物語が1945年8月15日に近づくほどに「もうじき終わりだから。もうちょっとだから」と分かっている。
でも、今の私たちには終わりがいつか分からない。オミクロンで終わり、というわけでも決してない。
ドラマでは抑圧が解かれおしゃれが始まる。
大好きな「カーネーション」だけれど、昨日ばかりは置いてけぼりを食ったような気がした。

今は戦時下。
とりあえず、今日生きていること、今日無事だったことを寿ぎましょう。

   

これも先週の公園のルリさん。メスかな?若オスかな?