教授の訃報を近いうちに聞くことになるのかも知れないな、と思っていたら、不意打ちのようにユキヒロさんが死んだ。
レコード(CDも)1枚も買ったわけでもないけれど、矢野顕子の歌に結婚するまでの孤独を埋めてもらっていた私には、YMOがもう再生しないということ、喪失感が割とある。
若い頃の、自分をこしらえる栄養になったものが、欠けていくシーズンに入ったということ。直截に言えば、これが「老い」なのだ。
「老い」と言えば、今日は、ものすごくものすごくものすごくショックなことがあった。
近々運転免許証の更新があるので、いつもなら県の運転免許センターで即日交付してもらうのだけれども、このところの感染状況を考えると、受付での長蛇の列も、写真撮影でマスクを外すのも、狭い部屋での優良者講習もかなりのリスクと思われるから、近所の警察署で更新手続きをすることにした。
県のセンターなら写真の持参は必要ないが、警察署での更新は写真必須なので、写真が大大大大大嫌いな私ではあるが仕方ない。商業施設の敷地に置いてある証明写真機で写真を撮った・・・
老婆。
毎日見る鏡でもたいがい老けたなぁとは思っていたけれど、写真というのは本当に情け容赦なく老いを写すものだと。
でも、前にも書いたけれど、これは仕方ない。自分の感じ方では毎日2日分くらいの濃縮さでこの4年生きてきたから、8年分くらい老けているはず。これは両親への最後の貢ぎ物なのだ。
ああ、でも、この写真を貼った免許証が(生きていれば)5年間、私にとっては今のところ唯一の写真付き身分証明書となるのだ。仕方がないとわかってはいても・・・辛いわww
・・・なんて書いていたら、つけていたテレビで(円広志の)「夢想花」を純烈が歌い始めて
「わ~すれてしまいた~~いこ~とが~~い~まのわた~~しにはおおすぎ~~る」
笑うわww