フラグ

投稿者: | 2023年2月26日

今日は寒かったし、お空も不安定だったので家から出ずじまい。
明後日くらいから少し暖かくなるのかな。

今が一番幸せだ、と、也々がIBDを発症する直前まで思って暮らしていた。
毎日、也々と散歩するごとに、ああ、幸せだな。こんな日が長く続いてほしいな、と思っていた。
そんな風に思うということは、不幸のフラグが立っていた、ということだったのだろう、と今になって思う。
也々が死んで、嵐のような慟哭がようやくすぎて、山を歩いていろいろな花に出会っていたころ、毎日が楽しいな、とやっと思えるようになってきた。両親の衰えを感じつつも、送るのはまだまだ先だと思っていた。今と同じような日々が続くのだろうとたかをくくっていた。
そうして2019年があけて、まず自分が救急車で運ばれ、春に大風邪を引き、それが癒えぬ前に母が末期肺がんの宣告、母が亡くなってひと月で夫が前立腺癌・・・
行き当たった不幸に何とか慣れてこらえているうちに、さらに上回る不幸にぶち当たる・・・不幸の大波が何度も何度も襲ってくる。
父が亡くなって、もう不幸もこれで終わり!もうおしまい!
って、これからは、ささやかでもいいから幸せを積み重ねて、と思ってきたのに、この怪我。
手術までしたのだから、9割の人はちゃんと骨が着くはず。
それなのに、どうしても、うまくいくような気がしない。
母のことは仕方ないとはしても、ほとんどの人が2週間で退院できるロボット手術で夫は吻合不全が起きてしまった。
後余命2年はかたいと言われていた父は突然の脳内出血で死んでしまった。
私だけ、うまくいくはずがない。

気分の、デフレスパイラル。

「本日も晴天なり」の今日のおまとめ再放送を見て、主人公の父母の幸福そうな老いの会話からの父の突然死に、也々との凪いだ日々を思い出し、あれはフラグだったのだなぁと思ったりしたわけです。