お盆

投稿者: | 2023年8月15日

未明から北風が強くて、3時ごろから目覚めてしまい起きてきた。
8時くらいには風向きが変わってそんなに気にならなくなり、昼前からの吹き返しは窪地の我が家ではほとんど感じなかった。
実家の方も風は大丈夫そうだ。眼下の川は増水しているようだが実家は河岸段丘の上にあるので浸かることは絶対ない。だが様子は見に行かなければ。

本当は今日は、実家のある市では今では県下最大になってしまった花火大会があるはずだった。2020年から中止になって、去年は前月まで開催予定だったのが第7波で中止に。今年は(私は開催は感染拡大に直結するだろうから批判的だったけれども)4年ぶりに盛大に行われるはずだった。
この花火大会は、以前は15・16日と二夜行われていた。父の誕生日が8月16日なので16日は家族集まって花火を見ながら父の誕生祝をしたりしたものだった。弟の離婚で嫁と孫がいなくなり、弟は今の女房の家に転がり込み、それでも私と夫が日にちの合う限り誕生祝に参じていたが、それも2019年が最後になって、父の誕生日から花火大会はなくなってしまった。
そして、去年の父の誕生日(傘寿)は夫の休みが合わず祝杯を挙げることもなかった。
まだ父のお骨は実家にあるから納骨前に花火を見られるね、なんて思っていたのだけれど、結局父は花火を見ずに実家を去るのだな。
かわいそうにな。

父の魂は、お盆にどこに帰ってきたのかな。実家に帰ってきて、だれも迎えてくれないしお膳もないしさみしいし、悪態ついてあちらに戻っちゃったかも?なんて。


小さな骨のかけらのような飛行機。