この夏は暑い暑いと言いながら夫の車でいろんなところへ出かけたのだけれど、特に8月の終わりにかけてはあちこちでボタンヅルやセンニンソウが盛大に咲いているのを見た。
数年の間、野山へ毎週のように繰り出す、ということができなかったから最近のことは知らないのだけれど、今年だけ特別にあんなに咲いたんだろうか、と考えて、いやそうではなかろう、と考え直した。
センニンソウもボタンヅルも林縁が好きだから、道路からよく見えるところに茂る。つまり、林縁に生える木の威勢がいいからそれを足掛かりにして繁茂するのだ。何故林縁が道路に侵食しているのかと言えば、草刈りがおろそかだから。
道路が本当に走りにくい。特にバイクで走るとよくわかる。路肩に草や低木が覆いかぶさっている。
自治体にしろ、県や国にしろ、おそらく維持管理の頻度を減らしているんだろう。数年前から急に草や木の勢いが増したわけじゃなし。
花がきれいに咲くのは嫌いじゃないけれど、どこに出かけてもなんだか荒んだ原野に戻りつつあるような印象で、これが今の日本の貧しさなのだな、と実感する。
都会では草どころかもともと少ない木を切るのがみんな大好きみたいだけれど、都会の木は置いておいて田舎の草を刈ってはいかがか。
今日は弁当も作って夫のマスクの用意もちゃんとして、朝食後は歩いて、近所の買い物をして、まほろばキッチンにも出かけて、帰りに生協でお米も買って(福井産の新米を買った)帰宅してからは布団も干した。
よく働きました。
まほろばキッチンの近くの絶えてしまったかと思ってたサクラタデが少し復活しているのを確認した。よかった。