お葬式の時間が早かったから早めに家を出たらちょっと早すぎて、以前よくハチクを買った産直に行って野菜を買ってから斎場に行った。
お昼前には告別式も済んで火葬場に行く弟たちを見送った。
お斎の折を持たせてもらったので途中サービスエリアで止まって食べてから帰途についた。
帰宅して着替えて靴下市に靴下を買いに行った。
帰ってから洗濯して少し眠った。くたびれた。
起きて晩御飯の支度など。夜になってまた雨が降ってきた。
弟はマスオさん状態で連れ合いの家に入り込んで、それでもずいぶんあちらのお母さんにかわいがってもらって、今日は喪主になり、「自分にとって第二の母だった」とあいさつしていた。
物心ついて、実の父親にほとんど顧みられず、10才やそこらで見も知らぬ土地へ母の再婚でやってきて、養父との関係は不安定なままで、真の家族のぬくもりは今の家庭でやっと得たものだったのかもしれない。
母も養父も亡くなり、私は実家のある土地を離れて、弟はたった一人で土地に根を生やして大きな樹になった。
生前に一度しか会ったことのないあちらのお母さんだったが、その亡骸に何度も何度も感謝の心をこめて手を合わせた。
弟をいとおしんでくださってありがとうございました。