なやましい

投稿者: | 2024年12月29日

このあいだ、家で車に乗ろうとしたら車の下にイソヒヨドリがいて、危ないから夫が何とか追い立てようとするのだけれど、イソヒヨはなかなかどいてくれず、それというのも何か獲物をゲットしていたようだったのだ。やっとこさどいてくれて、その獲物は置き去りにしてしまって、いったい何を食べようとしていたのかと見たら、それはジグモの巣だった。もちろん、中身は入ってるんだろう。
鳥がどいてくれたので車に乗って出かけて、帰宅した時にジグモの巣はあったが中身はいなかった。
ジグモ逃げたのか、イソヒヨが中身を持ってったのか。

ジグモに天敵がいるなんて考えたこともなかった。
小学校にジグモの巣がたくさんあって、休み時間に獲るのが流行ってた(男子の間で。女子は私一人)。ストッキングみたいな巣をソロソロソロソロ引っ張って、10㎝くらいの巣を引きちぎらずに抜けたら、つま先の部分にクモがいる。細いストッキングには小さいクモしかいないし、太いストッキングだと大きなクモがいる。
私は「ジグモの王様」みたいなおっきいのを獲った。でも、それを筆箱に入れていたのでみんな死んでしまった。
私は立派な、ジグモの天敵であった。
この家に越してきて、ジグモがいっぱいいるのはうれしかった。でも巣を引き出したりはしたことない。大人だからね。

イソヒヨドリが好きだから、冬に飢えてほしくない。
でもジグモも好きだから、食べられてほしくない。
私の心はフクザツ。

今日は、庭のイカリソウの古葉刈りが終わった。もう庭はこれでいいや。
数の子の塩抜きを始めようと思ったが、今年はすでに皮をむいてあるのを初めて買って、注意書きを見てみると塩抜きは7~10時間と書かれてあったから、そのまま冷蔵庫に入れた。大晦日の朝でいいかな。


公園のコブクザクラ。