「うちは、ここにおる」
と言って糸子はいたずら風になって車椅子の奈津の周りに吹いていた。
・・・ああ、また最終回を迎えてしまった。
三姉妹が糸子を思い出す様は逝去後5年という描写で、私は現在同じ5年経ってやはり母をときどき偲んでは涙するので、以前は、何年も経って亡くなった親を思って泣くものだろうか、とここにも書いたことがあったと思うのだが、本当にそんなものなのだと時を経てわかった。
どなたかがSNSで、「時間が経ったときにまた『カーネーション』を見て、どう感じるか、どんな新しい見方ができるか楽しみだ」と書かれていて、本当にその通りだと首肯した。私も、できたら70歳台でどんなふうに受け取るものなのか知りたい。
だから、また、再放送をお願いします。
昨日は、三重県いなべ市の、藤原岳の麓に行ってきた。
主たる目的は、ミスミソウを探すことだったのだが、副次的な目的として、↓を訪ねたかった。
2019年のこころ旅で、紅いコートの鉄子さんと正平さんがハグをするのが印象的なとても好きな回。
今年の「こころ旅クラシック」再放送で先日また見て、隣の県だから行けないこともないよなぁ、と思ってて、春の花探しとドッキングして実現した。
正平さん、この辺りでふわふわしていないかなぁ・・・と思うような思わないような。でも、ここにホントにいたんだよね。
死んでしまっても、いなくなってしまっても、思い出す者がいればちゃんといるのだ。
で、本命のミスミソウなんだけれども、結局見つけられず。
リサーチも足りなかった。せっかく遠くまで連れて行ってもらったのに残念。
ただ、自生のものでは初めて会う、オニシバリとコショウノキは見つけられた。それと、おいしいドイツパンのお店でずっと食べたかったプレッツェルを買うことができた。
歩き回ったので歩数計は12000歩近く。昨夜はバタンキュー(死語)でした。