今日は朝から銀行と郵便局のミッション。銀行にはこの間の大きな買い物の手付を払込に。郵便局には松も取れたことなので宇宙人への香典返しを送りに。
連休明けだからか、どちらも9時前なのに混んでた。
10時過ぎに夫が出勤したのでこたつでタブレットを見ていた。眠くなったので寝てしまった。
起きてお昼を食べてから録画したドラマを見た。
昨日、いろいろ常備菜を作っておいたので今日は基本ダラダラだったのだが、ふいにオーブントースターを磨きたくなって小一時間かけてきれいに(もう古いからそんなにきれいにはならないけど)した。
その間に郵便受けに「ミステリと言う勿れ」の最新刊と「わたしたちは無痛恋愛がしたい」の2巻が入っていたので、晩御飯の白菜のクタクタ煮と具沢山味噌汁を作りながら読んだ。
お昼から見たドラマは「ブラッシュアップライフ」という安藤サクラ主演のドラマで、33歳で交通事故で死んだ女性が赤ちゃんから人生のやり直しをする話。
人生最後の日の描写から始まるのだけれど、幼馴染3人でカラオケに行き「ポケベルが鳴らなくて」を友達が歌ったことから、彼女らの幼児期に流行ったので実際には使ったことのないポケベルの使い方をスマホでググる。その使い方を覚えていたことで生き直している主人公はポケベルを使って幼稚園の友だちの父親の不倫を阻止する。
そっか・・・今33歳くらいの人はポケベルの使い方を知らないものなのだなぁ・・・
私は一時期ポケベルを持ったことがあって、それは自分が入院した時だった。
30歳の時、婦人科関係で2度目の入院をした。
1度目は右卵巣にできたチョコレート嚢腫を摘出するためで、2度目は、腹痛や不快症状が続くので見てもらったら残った左の卵巣にも腫れがあるのがわかり、がんの疑いもあって開腹した。結果的に多嚢胞性卵巣で楔形に切除して手術は済んだのだけれど。
今では信じられないことだが、当時は入院すれば外と連絡をする方法は限られていて(そりゃ、電話がついてる特別室などなら違うんでしょうが)、患者は公衆電話を使うしかないし、外からは病院に電話してナースステーションにつないでもらうしかなかった。
ところが、夫の仕事は朝は早く夜は10時を回るのが常という勤務状態で、連絡の取りようがない。
それで急きょポケベルを契約した。確か奈良市まで行って契約手続きをしてきた記憶がある。
1回目の入院ではそういう手段を思いつかなかった。2回目の入院の時にはポケベルが社会問題化していて、これは使える、と考えたのだろう。
夜夫が帰宅したら家の電話からポケベルに知らせてもらう。私はロビーの公衆電話まで行って家に電話をする、というような使い方をした。
1回目の入院と比べて本当に便利だった。
先一昨年の夫の入院の時はもちろんスマホ持ちではあったのだけれど、夫の入院した病院はWi-Fiがなく、ちょびっとのギガしかない我が家の契約ではなかなか通信料がかさむことが不満だった。ポケベルの時から考えればずいぶんなゼイタクなのだが一度慣れた便利は当たり前に享受してしまうものだ。
今はWi-Fiが導入されたそうだ(だからと言ってもう入院はごめんだ)。
認めたくないけれど、ホントに、年をとってきたものだなぁ。