今日の「らんまん」。
家業のため、身内のため、植物の道を諦めるという万太郎の身を切るような辛さを想像して、この4年まともに庭のこともできず、山の花に会いに行くこともできなかった自分の思いと重なって苦しく悲しかった。
・・・のだけれど、いや、いかに「峰屋を捨てるのか」となじられたとはいえ、植物を愛する思いは捨てられるはずはないじゃないか、とこれも我が身に照らして思い至ったのであった。だって、どこにも行けなくても、触れる暇が無かろうとも、どこにでも植物はあるし、日々見ないではいられないのだから。
本当に本当に好きな植物なら、歩く道で出会う草ぐさにも喜びは多い。山に行きたい、庭の植物をもっと世話したいという強い思いがあっても、バイクで走る実家への道で目に入ってくるさまざまな植物のうつろいが面白く楽しい。
植物が好き、という思いはどんなに障害があっても心から絶やすことはできない。
今週のサブテーマは「ササユリ」らしい。
ササユリの造花、どのくらいの出来かな。でも正直なところ、牧野富太郎モデルのドラマをやるなら、出てくる植物は自然のものを使ってしかるべきだと思うのだがなぁ。それだと撮影に何年もかかるだろうから無理か。
今日は、やっぱりほったらかしだったシンビジウムとギンバイソウの植え替えをした。青花ギンバイソウはずっと植え替えできなかったので絶えてしまった。あの花大好きだったのになぁ。