「らんまん」、危惧した通りになってしまった。綾がササユリを見た数日後にキツネノカミソリが咲いている。
標高の高いところなどで開花が7月上旬になるササユリもあるし、場所によっては7月下旬に咲くキツネノカミソリもある。
高知県の、万太郎のテリトリーのあたりではどうかと調べてみたら、ササユリは5月末から6月初めで奈良の低地と一緒。キツネノカミソリは8月のようだ。
植物は人間みたいに嘘つきじゃないから、自分の体に定められた時期にしか咲かない。
ドラマの描写は「合理的にありえない」。
そもそも、キツネノカミソリのような路傍に生える(当時ならおそらくありふれた)植物を、野山歩きをいやと言うほどしたであろう万太郎があの年まで見たことがないなんてことがあるだろうか。それから、見るからにヒガンバナ属(Lycoris)と分かる植物を掘ってみて、球根がついていることにビックリするなんて絶対ない。
ひどいなぁ。
それはそれとして。
昨日は頑張って土を研いで、用土入れバケツ6杯が満杯になったので、今日は早速、炭疽病疑いで隔離した雪割草を全部植え替えた。植え替え時に以前はダコニール溶液に20分くらい浸けていたのだけれど、量的に難しくなって近年は省いていた。だから病気が蔓延したのだろうと思う。不幸なことに鉢数も減ったので、初心に戻って今日はちゃんと浸けた。
お昼くらいまで一所懸命植え替えをして終わらせた。
全然知らなかったのだけれど、今日は西日本のあちこちで環水平アークが出たらしく、奈良の写真もいくつかTwitterで見た。買い物にでも出ていたら気付いただろうに、今日はずっと家にいたのだった。
ザンネンなり。
夫が5時前に帰宅して、ガソリンを入れに行くついでに買い物に連れて行ってもらったのだが、もうじき陽が沈むというところで、太陽の右側にちょこっと虹の欠片のようなものが見えた。幻日だろう。
今日は憲法記念日。憲法が本当の意味で暮らしに徹底されたら、どれだけ生きやすく誇り高く過ごせるだろう。