祖父の名前

投稿者: | 2013年7月5日

今日は朝起きたら犬がまた歩けなくなっていて、実家に台東区役所に依頼していた母の生まれたときの本籍地のわかる謄本が届いたので祖父母死亡記載の謄本を取り寄せるために昼前に両親がウチにやってきてその書類を作ったりなんだりで夕方までばたばたしてた。

取り寄せた謄本は結局、筆頭者が私の実父である戸籍だった。
私は自分自身の載った戸籍というのは奈良に来てからの分と結婚してからの分しか見たことがなかったので、実父の記載のある戸籍を見たのは初めてでなかなか興味深かった。

まず一番の収穫は父方の祖父の名前がわかったことである。
私の祖母は妾だったので実父は非嫡出子として生まれている。
祖父の姓は知っていたがてっきり実父は認知されていないのかと思っていた。ところが実父は母と結婚して私が生まれた後に祖父に認知されている。たしかそれからまもなく祖父は亡くなっていると思う。
祖父としては本妻に子ができなかったので祖母の生んだ3人の息子に何らかのものを残したかったのだろう。そこそこの金満家だったと聞いている。実際には祖父亡き後親族がいろいろ画策して実父ら兄弟には何も渡らなかったといつか母から聞いた。

祖父は埼玉の出で祖父と同じ姓の人は学究畑の人とかとある企業の姻戚とか私から見るとなかなかアッパーな感じだ。あまりない姓なので多分祖父もそこいらへんに連なる人だったんだろう。
わずかに血を受け継いでる私はオツムの方も金儲けの才能もこれっぽっちもいただいていないのがイタイ。

祖父の本籍地(おそらく結婚した後に本籍地とした場所)は神田にあった。そこで商売をしていたようだ。本籍地と名前で検索をかけたら中央区図書館のアーカイブスがヒットした。昭和4年の電話番号簿に祖父の名前と住所が載っていた。
ふと思いついて同じ電話番号簿に夫の祖父の名前を探したら日本橋に確かにあった。
ほんの目と鼻の先で同じように商いをしていて、戦後はどちらも浦和に引っ込んで、たぶん同じ頃に亡くなっている。
偶然に過ぎないけれど非常に面白い。