実家に行ったときにこのあいだ両親が釣ってきた豆鯵をもらったので昨日はがんばって南蛮漬を作った。
夫は南蛮漬けが好きだから25cm角のキャセロールいっぱいに作ったけど、私は魚の骨を丸ごと食べるのはそれがしっかり揚げてあり酢で柔らかくなっていたとしてもすごくイヤでおいしいけどイヤンな状態で昨夜も今朝も食べた。夫は喜んで食べていた。
ハモも旬のものだけどいくら骨切りしてあってもやはり口に骨が当たるのがいやで、いや貧乏だからなかなか口に入るモンではないけど、リッチでも強いて食べたいとは思えないんだよなぁ。
私は肌触りとか感触とか変に神経質なところがあって子どもの頃、長袖下着の袖口が上に着るものの中で丸まってしまうのがものすごく気持ち悪くて泣いたり愚図ったりしたこともある。母親はそういうのに無神経なので私がむずがるのがなぜかわからなかったみたいで、そのうち着るときに下着の袖口を指と手のひらでしっかりつかんだまま上に着るものの袖を通せば丸まらないということを自分で発見してやっとその気持ち悪さから脱却したのだ。
アスペルガー症候群の人のことを書いた本を読んだ時、肌触りに非常に過敏と書かれてあって、そういう脳のクセと共通するようなところが私の脳にもあるんだろうなと思った。
発達障害といっても障害の度合いにはきっとすごく振り幅があって、障害がないといわれる人たちとすごく接していたり一部重なっていたりすることも多いんじゃないかといつも思っている。
人種とか民族とか、男とか女とか、脳のいろんなクセとか、誰かと誰かは全くかけ離れて違うようでもたくさんの人がいればみな少しずつ似たようなところを重なり持っていて、みんなで虹色を彩っているんじゃないのかと考えたら、排斥主義は本当に愚かなことだ。それは自分を否定するのとおんなじだ。