昨夜までは、にゃあにゃあ鳴きながら庭をうろうろしてたんだと思う。
朝4時に起きて、居間の窓を開けて、猫が来るかと待っていたけれど何も言わない。気配もない。
米を仕掛けたり、洗濯をしたり、本を読んだりして、ときどき窓から庭を見るけど、一向に来ない。鳴きもしない。
どうしたのか。
朝食が済んで、庭に出て、昨夜置いた蚊取り線香の皿を回収していたら、義妹からもらったコブミカンの鉢が倒れているのを見つけた。葉っぱが2枚もげてしまっていた。夕方仕掛けた新しいなめくじトラップも吹っ飛んでる。
玄関から突っ切って庭の奥に走っていったのか。
車でまほろばキッチン方面に買い物に行ってお昼前に帰ってきた。昨日は昼頃にもにゃあにゃあ鳴きながら庭に来たのに、やはり猫の鳴き声がしない。
これはきっと、何事かあったのだろう。
親が迎えに来たのならいいけど、このあたりはイタチもいるしアライグマもいる。
夕方水やりで雪割草棚に行ったらクレマチス「水面の妖精」の挿し木床がひっくり返っているのに気が付いた。もう葉っぱがしおれてしまっている。子猫はこの棚までは上がれないだろうから子猫に仇なすものの仕業だろう。
猫をどうしたらよいものかと困り果てていたというのに、いなくなれば困りごとはなくなったのに、どうしてさみしいのだろう。
せめて無事ならよいのに。