朝の失敗夕べの幸運

投稿者: | 2025年8月18日

暑いので、午前中はティーバッグの紅茶を濃く入れて氷をぶち込んで溶かして飲む。
それで、氷を切らさないように1日3回くらい製氷皿の氷をあけて水を入れて、ということをする(ウチの冷蔵庫は安もんなので水をタンクに入れて勝手に製氷というような装置はついていない)。
今朝も氷の残量を確認しようと、氷トレイを引っ張り出して見て、まあ大丈夫でっしゃろと氷トレイを戻さずに製氷皿をあけた。よその冷蔵庫の仕組みは知らないけれど、ウチの冷蔵庫の場合、これをやると氷トレイの下の冷凍ケースに氷がこぼれる。

ところが、ウチの冷凍ケースは半額セールの肉類やら残りご飯やら保冷剤やら首アイスノンやらでクチキリイッパイなのであるから、氷を受け止める度量などカケラもない。当然氷は行き場を失って、冷凍庫のケースの向こう側に落ちてしまった。
なんということだ!
このまま放置してよいものか。へんなところに入り込んで冷蔵庫を壊しはしないか。
・・・熟考した結果、冷凍ケースの引き出しを引っ張り出して落ちた氷を取り出すことにした。
最初に冷凍ケースだけ引き出そうとしたが、氷トレーが邪魔をして出せない。仕方なく氷トレーを先に外して出して、それからケースを引き出した。冷凍庫が扉なしのがらんどうになって、奥に氷が4個だけ落ちているのがわかった。
・・・製氷皿から落ちた氷はほとんどは結局氷トレーに入って落ちたのは4個だけだったのだ。
それでも、それを取り出して、他に落ちているものもなかったので、冷凍ケースを元に戻そうとした。
したのだが、その上に氷トレーを戻そうとすると入らない。
そのうちに、「冷蔵庫が空きっぱなしですよー」と警告音がピーピーと鳴りだす。焦る。
氷トレーを冷凍ケースの上に置いて重ねた状態ではめればいいのじゃないかと考えて、二つ重ねて重たくなったものを戻そうとする。入らない!
片側だけ何とか入った。でもこういうものは両側きちんと入らないとうまくいかない。しかも変にキマってしまって斜めになったまま動かない。こちらはどんどんヒットポイントが減る。「はよせんかボケっ!」と言わんばかりに警告音がピピピピピッ!と激しく鳴る。
どないしよう!
あいにく夫は膝の痛みで整形外科に行って留守。誰も頼れない。
なにくそ!やるしかない。
上に乗せた氷トレーだけでも下ろそう、と膝で冷凍ケースを支えつつ、氷トレーを外して脇に置く。
冷凍ケースを外せないか、でも無理なことをして壊れたらこの暑い中食べ物はみなおじゃん。どうにかならないか・・・
ふと見ると、冷凍ケースはプラスチックの箱が両サイドにレールのついた枠組みに乗っているだけだとわかる。
それならとりあえず箱だけを外そう。外れた。それを横に置く。
枠組みだけになった冷凍ケースは難なく外せた。
枠組みだけを冷凍庫に戻す。うまくはまった。氷トレーをはめる。うまくいった。
一旦それで扉を閉める。断末魔のように鳴っていた警告音が止まる。でも大量のブツが冷凍庫に入らないままだ。
もう一度冷凍庫を開け、レールを最大限手前に引っ張って冷凍物がクチキリイッパイ入った箱を枠にはめる。
入ったーーーっ!!!
10分ほどかかっただろうか。汗ダラダラ。心臓バクバク。ああーーーーーーー

とりあえず一件落着、と言いたいところだが、我が家の冷蔵庫たしか2006年製で、もう20年選手である。
このくそ暑いときにこんな無理をさせて、ポックリ逝ってしまうんじゃないかと気が気じゃなく、冷蔵庫の横っ腹に耳を当てて、ちゃんとコンプレッサーの音がしているかどうか何度も確かめた。
そのあと買い物に行って帰宅して、まるで心音を確かめるがごとく耳を当てたら、なんと!動いてない!
いつも熱を帯びてる放熱板のあるあたりもひんやり。
まじか!
それでも、買ってきたものをとりあえず迅速に冷蔵庫に入れてしばらくしたらまた音がし始めて熱くなってきた。
冷蔵庫は時々休むからその時間だったのだろう。ホッとした。

冷蔵庫は買い換えたい、と、母が存命だった時から考えていたのだけれど、なかなか踏ん切りがつかない。
壊れてしまってからでは遅いんだけどなぁ。とにかく、夏はダメだ。

夫の膝は「変形性膝関節症」という、まあ加齢問題であるのだった。
BSの韓ドラを見ているといやというほどみるCMの、イタドリとかコングルコンなんちゃらとかロコモアとか、そうだよね、あちこち実際痛いからもしかしてあれが効くかも、なんて思って電話しちゃうんだよね、なんてしゃべってた。結局保存療法しかないのでシップ貼って痛み止めのんで、なんだけれども。
病院が疲れたみたいで午後はずいぶん長い時間昼寝していた。
今日はガスの工事があったから夕方までご飯の支度はできず、私もちょっと昼寝して洗濯を片付けたりまた洗濯したりしていた。
夕方になったのでガスが点くかと見てみたら点かない。ガスメーターの安全装置を復帰させたらいいんじゃないかと見に行ったらやっぱり遮断されていたので書いてある通りに復帰した。台所に戻ってレンジのレバーを回したらちゃんと点いた。

5時になって水やりを始めたら庭のホトトギスのところにオオセイボウがきた。
私のところからだと西日が当たってキラキラした青い金属光沢が美しかった。
夫は反対側から見たので黒く見えただけだったそう。夫がカメラを取りに家に入っている間に逃げてしまった。
ウチの周りにはドロバチやトックリバチがいるのでそれらの巣に卵を産み付けるオオセイボウもくるのだろう。
見られてうれしかった。朝から冷凍庫で失敗したけど、よいこともあった。

煮炊きを始めたらピンポンが鳴って夫に出てもらったらガス屋さんで復帰のお願いで回っていたらしい。
メーターを見てもらったら復帰の仕方もOKだったそう。ちゃんとできてよかった。

晩御飯はマグロの切り落としのタイレッドカレー。お野菜たくさん入れておいしかった。

夫が図書館で借りた本をようやく読み終えたので、夜になって図書館のポストに本を返しに行った。明日返却期限だったから。


キキョウがどんどんどんどん咲く。花は摘んでいるのだけれど脇につぼみができて小さい花だ終わらない。