無花果の話

投稿者: | 2025年8月30日

今日も4時に起きて、野菜スープを作ってから水やり。夫は起きてこなかったので草引きした。
ちょっと失敗をしちゃったのでメンタルが↓↓↓

暑いので家から出なかった。
お昼は夫は自分で温玉入りのうどんを作って食べた。私はライ麦パン。
午後は昼寝しようと思ったが失敗が尾を引いて眠れず。
それから午後のルーティン。
玄関ドアが膨張して開かなくなるほどの外の熱。

晩御飯は、はんぺんとカニカマとエビでタネを作ってライスペーパーで包んで焼いたもの(インスタ先生直伝)。
他に、冬瓜と鶏ミンチの煮物。三度豆のオイマヨ胡麻和え。トマト。
食事もけっこう繊維質になってきた。今日は久方ぶりに油脂を使った料理。
 
 
 
いちじくが2つ残っていたので今夫と分けて食べた。
子どものころはいちじくは八百屋さんで売ってなくて、初めて食べたのは真夏に実父と自転車でお台場に行って、そこに植わっていたいちじくを実父がもいで(ドロボーです)食べろと言われて。
甘酸っぱいくだものが好きなのに(かんきつとかバラ科果物とか)、いちじくは薄ら甘いだけで香りも青臭くてしかも食べると口の周りがかぶれてかゆくてさんざんだった(当時のお台場は水が通っていなかったから水で洗うこともできなかった)。
それからずっといちじく嫌いだった。
養父はいちじくが好きで、奈良にはいちじくの産地もあるから、産直に行ってよさそうないちじくを買って父に持って行ったりすることも多かった。夫はいちじく好きなので相伴して食べたりしていた。
園芸カタログで以前から見る、ものすごく糖度の高いいちじくの苗を、夫は見るたびにいいなぁなんて言ってても、家には植えるところがないし私にはその熱意がないので、所詮いちじくなのであるからいかに糖度が高くてもさほどうまいものでないのだろうと高をくくっていた。
産直で、よくある「桝井ドーフィン」ではなしに、「バナーネ」とか「ロードス」などが並ぶようになり、「ロードス」の方がカタログでよく見た「ヌアールドカロン」という品種と見た目が似ているものだから、夫に食べてもらおうと買ったのが数年前で、割ってみるとまんまジャムのようなねっとりとした質感だった。ためしに食べてみて、私のいちじくへの偏見が払拭された。
おいしい。
いちじく好きな養父にも食べさせたいと思っていた。
だが、母が死んで夫ががんになって、そのうち実家通いで多忙になって、時期の短いロードスを買って実家に持っていくという機会が得られないまま、結局間に合わずに父は死んでしまった。
この間食べたネグローネという品種もホントにおいしそうだったので、父の写真に見せて、「おいしそうやろ~?死んじゃうのが悪いんだからね」と言ってすぐ下げて冷蔵庫に入れた(写真の部屋にはエアコンがないので腐っちゃう)。
いちじくはペクチンが多くて血糖値が上がりにくい食べ物らしい。1個くらいならセーフで食べられそうなのでまたおいしそうなのに出会えたら買ってきて、父の分まで食ってやろう。


全然関係ないが、このあいだ大葉の上にいたクモ。