昨日の夫の休み、金剛山へ行ってきた。
まだ桜の見られるところは県内にもあったのだけれどやっぱり桜を見るのはつらくて。体がなまりきっているので行きはロープウェイ、帰りは歩いて下山。金剛山にむかう途中コンビニで買ったおにぎりをお昼に食べた。
ちょうど大阪府チャレンジ登山とかいうイベントで、ものすごい勢いで走って通り過ぎる人たちに行き会い、なまりきってたぷたぷな中年（初老？）夫婦はちょっと気恥ずかしかった。また、若いお父さんがおなかにだっこ紐で赤ちゃんをくくって登山してくるのに出会って、夫のお腹も赤ちゃんくらいの重さはあるけれど雲泥の差だよなぁと思ったり。
お山の植物にもたくさん出会った。初めて見たものも。
一番多く見られたのはミヤマカタバミ。
お天気がイマイチだったので開いているのが少なかったのだけれど少し湿ったところではあちらでもこちらでも見られた。
ほとんどが植栽だったけれどカタクリ。
ウィルスに感染しているのか、まだらなお花もたくさんあった。自生の群落ではどんなものなんだろう。
こんな季節に金剛山に登ることがなかったのではじめてお会いしたのだけれど、ハルトラノオ。
これに会いたかった。シロバナネコノメソウ。
妖精が並んでいるみたいだった。
同じネコノメソウでもあんまりな扱いのヨゴレネコノメ。でも本当に、何かホコリでもかぶっているかのように見える。
よく見ると渋くていいのだけれど。
トウゴクサバノオ。お花ちっちゃいので撮るのに難儀した。
ヤマルリソウ。山の上の周遊路ではあまりなかったけれど登山道の下りにけっこうあった。
山上では、コガラがほんの足元までやってきてよく観察できたし、何かわからない鳥の声もたくさん聞いた。何かキツツキが木をノックする音もたくさん聞いた。
下山の道ではとてもきれいな声でさえずる鳥が沢沿いにたくさんいて、あとで調べてミソサザイだとわかった。
お天気はよくなかったけれど、お山の自然を満喫できた。
駐車場からの帰り道、まだ咲き残っているソメイヨシノとか盛りのヤマザクラとか花の色を見るのがやっぱり辛かったけれど、也々にありがとうと言いながら車窓からの風景を見ていた。