われ、山にむかいて、目を挙ぐ。

投稿者: | 2016年8月17日

昨日は「シン・ゴジラ」を見てきた。
fbのおともだちから「これは絶対に映画館で見るべき。ご主人だけでなく、〇〇さん(私)も必ず気に入るから」という推奨があったし、レビューを見ても、この2011年以降の日本というものを考える上において示唆するものがありそうに思えたので。
 
肯定的にとるか、否定的にとるかはそれぞれだと思うが、これはとてもよくできた映画なので見て損はないと思う。そのとてもよく作られた映像と音楽を、小さな画面で見ては台無しなので、最近はいろいろ割引もあることであるからぜひ映画館で見ることを私もお勧めしたい。

のっけから、目を見開き耳をかっぽじって集中しないと映画に置いて行かれるけれども、集中をしっかりキャッチされてしまえばジェットコースターでエンディングまで持っていかれる。盆休み中?ということもあり、平日の日中でも8割がた座席が埋まっていたが、エンドロールが流れ始めても席を立ったのは5人ほどで、みな映画に敬意をもって照明が明るくなるまで席に座っていたほど。

私が下手な感想を書くのははばかられるので、これくらいで。
そう、肯定派か否定派かと聞かれれば、私は否定派かもしれない。やっぱり、「俺たち日本人ってこんなにすごいんだぞ」っていうのはファンタジーで、現実は、東日本大震災がきても、原発があんな事故を起こしても、ロクすっぽ同胞を助けられず、何の手当もできず、それどころか、まだまだ欲の皮を突っ張らかして、地獄に向かうトロッコをみんなで押しているのが私のよく知った日本人だと思っているから。


セミラ?