長生きして、ボケちゃって、ってこともあるかもしれないけれど、この2016年という年のこと、めったなことでは忘れないと思う。
一生のうちで一番悲しい経験をして、それでも生きていて、生きることと、死のことをぐるぐるぐるぐる考え続けて。
どこにいても也々のことを考えながら、でもたくさんの美しい景色、美しい花に出会えた。映画も見た。音楽も本も、たくさんのインプットができた。
自分の命と引き換えにしてもいいと思ったのに、私は生きている。生きて、まだ進む。遠ざかりながら側にいながら、先へ進む。
悲しみはずっとここにあるけれど、楽しむことも喜ぶことも私はやめない。来年もまた、生きていく。