釈迦ヶ岳の下見、での木のお花

投稿者: | 2017年5月31日

やっと夫の休みが取れたけれども、寝ていて腰を痛めたらしく、坐骨神経痛でお尻を痛がるので、日曜日は庭仕事して過ごした。火曜日になってもまだ歩く自信がないというのではじめはどこにも行かない予定だったが、やっぱりそれもつまらないということで、十津川と下北山の境にある釈迦ヶ岳の登山口に通じる林道に行ってみることにした。

・・・今まで出かけた酷い道の中で最高かもしれない。ほとんどの部分は道幅も広く、舗装面もしっかりしていて走りやすいのだけれど、ひどいところは激しく陥没していたり、ガードレールがグチャグチャに破損していたり、路肩が崩れていたり、巨石が落ちていたり。でもとりあえず、太尾登山口に着いた。登山口の標高は1300m。車で金剛山より高い場所に行けるってすごい。

で、木の花の紹介。

登山口の駐車場近くでの、ナナカマド。これまで大台ケ原でしか見たことがなかった。つぼみがある。


あ、これ図鑑で見たことある~と。たしか「なんとかグルマ」だよな。家に帰って図鑑を出してきて、そうだヤマグルマだ、と思い出し、索引で引いたら当たってた。この木から鳥もちが採れるらしい。


車のような葉っぱ。

ちょっとだけ登山口から登ってみた。


シロヤシオ(ゴヨウツツジ)が咲いていた。去年はこれ目当てで2か所登ったけれどこの日は全然そのつもりがなかったので会えてうれしかった。もう咲き進んでいる様子で散っている花もいっぱい。


シャクナゲ。これも見るつもりで行っていないのでビックリ。花はくたびれていたけれど、ものすごく大きな木に咲いている様子は植栽では見られないものですごかった。


花じゃないけどナナカマドの葉。きれいだ。

ちょろっと登ってすぐ下りてきて(この少し登っただけのところが登りのしんどいところで、もう少し上まで行ったらあとはずっとなだらかな尾根道なのらしい)、車に戻り、林道を下りながら植物探索。 


ガクウツギ。これがもう、あちこちいっぱい咲いていて見事。
 

花じゃないけど、ユズリハ。こういう木が自生しているところが奈良の北部とは違う。あたたかいのだ。


ヤブイバラ。葉っぱの形が普通のノイバラと違うなぁと。
中央構造線よりも南に分布するバラらしい。家の近所にはミヤコイバラがあるけれど、南北ですみ分けているのだそうだ。 


サルナシ。サルナシらしきつるを見たことはあるけれど、お花が咲いているのは初めて見た。なるのかなぁ、実。食べてみたいなあ(クマも好きだろうなぁ)。 


いい香りがするなぁと見まわしたらコアジサイがいた。本当にいい香りだ。

もう少し車で下って・・・


ズイナの花。初めて出会った。猫のしっぽみたいだ。


ウツギの花。林道の標高の高いところではつぼみ、かなり下りてきて咲き始めていて、国道に下りたら道沿いの斜面は花盛り。


おまけ。国道の、西吉野の方まで来たらあちこちテイカカズラの花がいっぱい。甘い香りだった。
 
家から登山口まで2時間以上かかりそうだが、かなり楽そうなルートなので次の機会はちゃんと装備して歩きたい。