冬の時代

投稿者: | 2018年12月7日

昨日、家の近所の池の横の道を通って買い物に行ったら、池の裏の里山がすっかり伐採されていたのを知った。
あの池にはいつもカモたちが来ていたのに木陰がなくなってしまったので一羽もいない。
切り開いて宅地開発するんだろうか。古い住宅地は空き家が多くて、毎週のようにポストインされる不動産広告には、以前は4・5千万していたような家でも1千万円台で載っている。へんぴなわが住宅地は、もう情けなくなるような値しかついてない。新しく開発して家を建てればそれなりに入居者があるのかもしれないが、20年もすればどこもここもゴーストタウンになるんだろう。
里山は20年じゃ元に戻らないのにな。

今日は実家に用があって8時前に家を出てバイクで走った。朝から気温高めだったし風が強くなる前に、と勇んで出かけたが、やはり寒かった。
11時には帰宅して寒すぎて風呂に入った。

ああ、来週には僕キセもけもなれも終わってしまう。
けもなれ、あれは、「かわいらしいガッキー」を壊すためのドラマだったんじゃないかな。
万人が認めるであろうあのかわいらしいガッキースマイルを作中で「キモイ笑顔」とくさし、そのガッキーに「可愛くなくて何が悪いんだボケ」と別れのセリフを言わせる。そしてほんのちょっぴりではあるけれど濡れ場も。
もっといろんな事の出来る女優さんなのに「ただただかわいいガッキー」な仕事しか与えられない。ただただかわいさを消費されるだけの存在。物語の中で、職場では有能さをしゃぶりつくされるように消費され、彼氏には従順でかわいく都合よい女として消費されることになんとか抗おうとする主人公を演じさせることで、中の人も固定された役割から抜け出させたい、って脚本家も考えたのかな、なんて。


日曜日の、馬見丘陵公園のサザンカ。今日はもうすっかり冬のどんよりした空で、青空にはもうなかなか出会えないんだろう。