ちかれたびー

投稿者: | 2018年12月11日

昨夜、惨事が起こった。

風呂に入って頭を洗って、湯船に入って静かにしていたら、夫がトイレに入った音がしたのに、なんだか蛇口から水が出続けているようなジョボジョボという音がする。その音が、もちろん洗面所ではないし、台所の方向でもない。トイレでそのような音を出そうとしたら、男性立位の排泄行為になるはずだが、統計的に数多い日本人男性の家庭での排泄様式である座位を夫もとるので、何?この音何?と。
なんだかとても嫌な予感がしたので慌てて風呂から出て、トイレの夫にも怒鳴って「なんかおかしい、ちょっと見て!」と促す。頭を拭いている間に夫見に行って、音の出どころが玄関に置いてある灯油タンクの電動給油ポンプから灯油が噴き出しているものだとわかり(私が頭を洗っている間にファンヒーターの灯油切れのサインが出たので親切心で給油してくれたものの、給油後自動停止するポンプのレバーを「止」に戻しておくのを忘れて、停止センサーが誤作動したのかまたポンプが動いてしまったものらしい)、10数リットルは入っていたはずのタンクはほとんど空になっていた。
玄関は灯油浸し。玄関ドアの下から流れ出たらしく外の玄関ポーチまでも灯油浸し。ものすごい臭い。
慌てて也々が残していった大量のトイレシートを引っ張り出してきて裏返しにして玄関中に敷き詰め、こすりながら吸い取る。隅の方はティッシュで拭く。夫には風呂に入ってもらったがすぐに出てきて二人で作業して、ふき取りきれないものの灯油でびちょびちょな状態ではなくなったのが小一時間後。すっかり湯冷めして足は氷みたいになってしまったのでもう一度風呂に入ってすでに日付変わって今日の午前1時。

朝起きたら1階はどこもかしこも灯油臭いので6時前だったけれどすぐ玄関を開け、洗面所と台所の換気扇をつけた。7時からは玄関先に扇風機を持ってきて一番灯油がしみ込んだところにずっと風を当てていた。

トイレの照明の消し忘れや給湯の電源消し忘れは常の事でいちいちもう怒らないけれど、昨日はあんまりだったので夫に怒鳴りまくってしまった。ときどき給油をしてくれることがあるもののかなりの確率でレバーを戻さない。でもまさか止まったはずの給油ポンプがまた動いてしまうとは想定外だった。
レバーを戻すのを忘れるな、と言っても覚えていられないのだから仕方ないし、給油するなと言ってしまえば自分だけに過重に家事の義務が負わされるようでそれも不本意だし。
悩みは尽きない。

今朝は氷点下になって、車が初めて凍った。
その寒い日に玄関を開けっぱなしにしながら和室で本の片づけをした。夫もいつもはなかなか気が進まないことだからぐずぐずするのだが昨夜のことがあるせいか非常に勤勉に断捨離を決行してくれた。
かなり大量の本を処分することになり、ブックオフに持っていく分を取り分けてその他は今度の廃品回収の日に出せるようにくくっておいた。
ブックオフに持って行った分は4000円近くになり、ほとんど夫の本だったので夫に進呈したが、ホームセンターで静電気除去グッズを買い、晩御飯に神座でラーメンを食べて帰り、夫が自ら支払いを申し出たので残金はわずかになった。

はーーくたびれた。


日曜日の公園のジョビ子。