やりなおし!

投稿者: | 2019年11月9日

夫が今月から再雇用になって、いろいろと手続きがめんどくさいのである。
いろんな書類をぼちぼちと書いたり提出したりしてイッコイッコ片づけてきたのであるが、昨日また書類をもらってきた。
「健康保険被扶養者(異動)届」とかいうものである。

私の扶養の関係は何も変わらないのに何で異動届を出さないといけないんだ??と調べてみると、同じ職場に通いこれまでと全く同じ仕事をしているとは言っても、結局夫はいったん退職してまた雇用されたということなので、これまでの健康保険や年金の関係はいったん切れてまた申し込むというのが順当なことで、私を扶養しているという状況を改めて提出しなければならない、ということらしい。

この書類の提出で苛立たしいことが2つ。
ひとつは、マイナンバーを記入せよという人事からの付箋がついていたことだ。
このところ、何かとマイナンバーを要求される。我が家は「人間に番号をつけるのは国のロクでもないヤリクチである」と認識しているのでマイナンバーカードは取得していない。それでも記入しなければならない時は通知カードと写真入り身分証明書の同時添付で事足りるので仕方なしにそれで対処してきた。
けれど、今回のは年金の関係であるので記入すればマイナンバーと年金番号が紐づけされるということになるのではないか?しかも健康保険にも。それはご免こうむりたい。
書類をよく読むと、年金番号と住民票の添付でもよいと書いてある。マイナンバーは強制ではないと国会でも明言されているはずなのに。
先日、銀行に新しい口座を作った時もマイナンバーの届出のお願いという文書をもらった。これからホントになんでもかんでもこんなことになっていくのか。マイナンバーに何もかも紐づけされて体も懐もお国に縛られるのなどたまらないし、それどころかゆるゆるなセキュリティでお漏らしされて損もさせられかねない。

もうひとつは、先日健保の方に夫の高額療養費の限度額認定証の申請書類を書いて提出したばかりなのだが、どうもその書類が無駄になってしまったということがこの「健康保険被扶養者(異動)届」のことを調べてわかったのだ。
夫の治療はいろいろ手段があるのだが、大きく分けて手術か放射線、そのどちらもより負担の少ないものを選ぶとすると大変高額な治療費がかかる。手術だと健康保険を使っても30万くらい、放射線だと50万くらいかかるようだ。ただ、保険内診療なので「高額療養費制度」が使えて、ひと月の限度額は10万程度に抑えることができる。夫の治療には必須の制度である。
夫は同じ職場で今までと同じ仕事をし、同じように健康保険が使えるというので、12月の転院先での初診に間に合うように(認定証の期限は1年)申請したのだけれど、健康保険の手続き上は「退職によって一旦返却した保険証を再雇用でまた発行してもらう」というものなのでこれまでと保険証の番号が変わってしまうということらしい。そうなるとせっかく申請した認定証が届いても使えないし、新しい保険証の番号で申請しなおさなければならない。もうひと月切っているというのに・・・

母の看病に通っているころからこういった手続きがぼちぼちあったので、也々ちゃんの仏壇の前に「TO DO」とお題をつけた張り紙をして、終わったことに赤いラインを引いて消して、これまでは順調にやってきたのにここにきて一度消したところに「やりなおし!」と書き込んだ。
やれやれ。それでもやるしかない。


先週の日曜日に堺の大泉公園で出会ったネコさん。