麻婆豆腐に必須となった和歌山有田のぶどう山椒がなくなりつつあるので、昨日は紀の川市のめっけもん広場に連れて行ってもらったのだが、売っていなかった・・・
仕方なく「うらしま」で和歌山ラーメンを食べて、帰り道、道の駅2か所ハシゴしたのだけれどやっぱり売っていなかった。
めっけもんで買ったいちごを持って実家に寄ったのだけれど、父がカーポートの前で何か作業していた。
すぐ横にある南天の木が折れている。
なんでも、日曜日に買い物から帰宅して車庫入れしている時にブレーキとアクセルを踏み間違えたらしい。
(あーーーやってまったーーー)と内心思ったけれどそのまま話を聞くと、カーポートの横の柱(補強のために後から父が自分でつけたもの)を曲げただけで家の外壁も車も損傷なく、もちろん自分も怪我なく他所の人に被害を与えたわけでもなかったので、その点では胸をなでおろした。
自分でどんな操作をしたのか思い出せないそうで、これまで「踏み間違い」をニュースなどで聞いた折「記憶にない」と当事者がいうことを「そんなことがあるはずないだろう」とこれまで父は思ってきたのであるが、いざ自分が起こしてみると自分がしたのは間違いなくてもやはり覚えていないということに自分ながら驚いたようだ。
どちらにしろ、月が替われば車は廃車することに前から決めているし、日ごろは全然乗っていないのだから他人様に迷惑をかけることはあるまい。
それに何より、長らく職業運転手として非常に高い技術力を持っていた父がここ数年自分の衰えを敏感に察していて、なるべく車に乗る機会を減らしているし、今度のことでは恐怖心も勝っているようなのだ。
夫の入院に際して父には重々「見舞いなどは来なくていいから」と言った。前回言ったときには「ふん」などと肯定とも否定ともとれないような返事をしていて「ああこれは来る気なのかもな」と思えたので、昨日もまた念押ししたのだが、昨日は「よう行かんわ。こんなことでは・・・怖いわ」と。
父を追い詰めてもいけないので、「運転のこともあるけどな、新型肺炎、もし奈良にもやってきたら多分、拠点病院になるやろから、うつったらアカンからな」などと言いつくろっておいた。
・・・言いつくろったつもりだったのだが、実家から帰宅してネットニュースを見ていたら、武漢への旅行歴のない人で初めての発症者があり、続報ではそれが奈良の人だと。
そして今朝になり、その発症者が隔離入院させられているのが夫の入院先であると!
中国から奈良への観光者は本当に多いのだから、遅かれ早かれそういうこともあるかも、とは思っていたけれど、夫の入院前からこうなるとは。
夫の入院中は電車移動も多くなるので感染対策しっかりしないと。