答え合わせと花見ドライブ

投稿者: | 2022年4月10日

詰めが甘い。

朝ドラ最終回の直前にここに記事を上げたけれど、肝心のことを書くのを忘れた。
ひなたがラジオ講座の講師の任を受けて、その相手方が「ウィリアム・ローレンス」と名乗ったときにこれは初恋のビリーだと私は気づいたから、ああ、これは、ひなたが昔三日坊主のラジオ講座聴講で習得できなかった「回転焼き屋の自宅へのお誘い」を見事に成し遂げるところで物語は終わるのだ、と確信したのだけれど、そう確信したことを記事を書くときにはすっかり忘れていた。
・・・まあ、事が終わってから「私はそう思っていたのに」なんて言うのは結構カッコ悪いけど。

ただ、祖母・母・ひなたの100年の物語が講座テキストとして用いられたというストーリー上、なぜ、おしまいまでウィリアムはビリーが自分だと気づかなかったのか、それがわからない。
このことはつじつま合わせできているんだろうか?私何か見そびれたんだろうか?

前回書いた「たちばな」の件は、岡山の闇市の戦災孤児だったか、やっぱりそっちが順当か(ただ、引き揚げてきた健一さんが横須賀で知り合ったというのは年齢的に合うのか?という疑問はある)。
「きぬちゃん」はまあどうでもいい。

なんといっても、「片桐青年」の風間俊介の使い捨てが一番気の毒だろう・・・

最終回ですごい量の回収を詰め込んできたけれど、安子編での丁寧な描写が続かずに、ごちゃごちゃした物語になってしまって、謎解きゲームとしては面白かったけれど、ドラマとしての風格ある面白さからはどんどん遠ざかって行った。
次の朝ドラはどうかな。私はAKのドラマとはいつも相性が悪い気がするから。

 
  
  
さて。
金曜日に夫の車で戸籍謄本を取りに奈良市まで行ってきた(父の持っている携帯が不調で、私が修理依頼の代行をする時に私との家族関係を証明する書類が必要なので)。

せっかく奈良に出たのだから、山の桜はまだ残っているし「芋たこなんきん」で主人公がドライブしていた若草山に行ってみたいと私が言い、夫が、それなら高円山の方から上がろうというので「まるかつ」でお弁当を頼んでから白毫寺の方の入り口に行ったら、ドライブウェイ周遊は東大寺の方からの一方通行だというからそのまま街に下ってきた。

飛行船が飛んでた。この日大阪やら神戸やらを飛び回っていたらしい。
母校の前を通って、飛火野や東大寺や博物館の前を通って(それなりに観光者はいた)、ドライブウェイの入り口に進む。
くねくね走るとヤマザクラがあちこちにあり、ちょうど盛り。若草山山頂のまだだいぶ手前に桜の木がたくさんあって車が数台停められるスペースがあって、そこでお弁当を食べた。
車内に花吹雪のサービス付き。
食べ終わって、山頂へ走る。駐車場で車を止めて山頂まで歩いた。

春霞で遠くまで見えない。


ちょうど芋たこなんきんに出てきたあたりだと思うのだけれど、ドラマでは見えていた東大寺大仏殿の屋根が見えない。当時より木が育ったのかな。
向かいの山は「こころ旅」で火野正平さんが何度も言及していた生駒山。


若草山山頂は鹿多い。フンだらけ(だからお弁当はあえて途中の車中で)。


年とったせいか、ソメイヨシノもよいけれどやっぱりヤマザクラに心惹かれるなぁ。

人が多いのですぐに退散し、ドライブウェイを進むが、すぐに無舗装になり、高円山の下り口に行くまでずっと道がガタガタ。これ、ドライブウェイとしてはどうなの?無料の大台ケ原ドライブウェイよりひどい。
高円側は道沿いに桜がいっぱいできれいだった(写真はなし)。
終点の料金書の看板に「お帰りは信貴生駒スカイラインで」と書いてあったので、それもいっか!と阪奈道路を西へ行き、スカイラインを走った。前日火野正平さんが歩いた平群の櫟原(へぐりのいちはら)のさらに上、鳴川峠も通った。やはり道中はいたるところヤマザクラがきれいだった(これも写真はなし)。
信貴山まできたら、やはり観光客が多かった。下界よりもソメイヨシノのピークが遅いのでまだまだ見ごろだったが、怖いのでスルー。
山から下りてあとは家まで。

素通りばかりの花見ドライブだったけれど、久方ぶりに娯楽の時間を持てた、という感じだった。