冷凍庫の隅にジップロックのフリーザーパックのMサイズの半分くらいまで入れてのしてあるカレーの残りがあって、それを今日のお昼に夫と半分こして食べようと思いたち、初めは直接鍋に入れて温めようと思ったのだけれど、カチカチで袋から出ないので少しチンして緩んだところで鍋投入せんと企図したわけです。
で、チンして、ジップロックを開けたら、なんか臭い・・・
腐ってる?いや違う。このにおい、このにおいは・・・
ぬかみそやんけ!!
そうだ、ぬかみそを来年また漬ける時のタネにしようと冷凍庫で保存していたのだった。それを忘れて、冷凍庫を開けると見えるその袋をカレーの残りを保存したという記憶に塗り替えていた。
認知症になると、つじつまの合わないことをどうにかしようと記憶を捏造するらしいけれど、そういうヤツか、これ?
とりあえず、ジップロックのぬかみそはまだジャリジャリと凍ってる状態だったから、そのまま元通りジップして冷凍庫に放り込んだけど、乳酸菌生きてるかなぁ・・・
で、お昼ご飯の方は、非常用食料ストックカゴの中からレトルトカレーを発掘し、夫と半分こして、足りない分はインスタントのトムカーガイを食べた。
今日のカーネーションは泣いた。
安岡のおばちゃんの「あのこは、やったんやな。あのこが、やったんや」の回。
おばちゃんは、ずっとずっとずーーっと、勘助の死について考えを休める時がなかったんだろうな。あんなに気の弱い人が、そこから片時も目を離すことなく、考えて考えて考えて考え抜いて、そうしてやっとその答えを見つけたんだろう。
誰かのせいにしたり、楽しいことに逃げたりすることもできたのかもしれないのに、逃げずに、とことんまで答えを探し求めて、勘助の罪にたどり着いた。心の弱いはずの人が、最も勇敢だった。
(今日も写真はない)