祖母のこと

投稿者: | 2023年9月5日


これは1970年の夏、那須高原の保養所に泊まった時の写真。子どもが私で一緒にいるのは父方の祖母。
場所は調べてみると南ヶ丘牧場というところらしい。早朝散歩に出かけた。私が草の様なものを持っているのは祖母が「ブユがくるから」と笹を手折って足元を払いながら歩いていたもの。
この時の祖母が数えてみると58歳(明治45年生まれ)で今の私より年下なのだ。
浅草で造り酒屋をしていた生家が父親の放蕩で没落して、祖母は若いうちから外に働きに出て(東郷青児の家でメイドをしていたらしい)、どういういきさつか小金持ちの妾になって、男の子ばっかり3人産んで、次男の父と母が結婚したあとしばらく同居していたらしいが結核にかかって療養所に入った。その後ちょうど母が弟を産んだのをきっかけに再び同居していたのがこの時期だった。
写真をよく見ると私はパンチラだな。お目汚しで。
家族であんまり旅行したことがなく、というか、両親と私と弟とそろっての旅行はこれが最期だった。弟はまだ1歳になってないから初めての旅行で、そうか結局最初で最後の家族旅行か。

私は一度行ったところは覚えているしどこに行っても地図さえあればすたすた歩いて行ける。
そんな才能があるのに旅行って本当に数えるほどしか行ってない。かわいそうな私・・・ww

あの時の祖母の年を、もう超えてたなんて、感無量だ。初めてノコギリクワガタを採った。初めてベニテングタケを見た。楽しかったな。

この祖母は12歳の時に関東大震災に遭っているはず。いったいどこで火事嵐の難を逃れたものだろう。
聞いておけたらよかったのに。もう40年も前に死んだので。

今日は歩きに行かず、朝買い物に行っただけで特筆することなし。

健康オタクの写真。

お昼ご飯。目玉焼きの下はこの間買った大根葉のキムチ。


バナバ&シジューム茶を沸かして冷やしているところ。