そういうノウミソ

投稿者: | 2013年10月16日

↓の記事で書いた女子アナの人、「送り返し」という機器の問題で、自分の発する声とそれが機器を通して後れて聞こえてくる声が同時に聞こえるために発声に混乱が起こったためということなのだが、こういうことは慣れでどうにかできる人とどうしようもできない人がいるのではないかと考えた。

ADHDのケのある夫は視覚的認知に時間がかかる。私が得意なゲームの上海などは同じマージャン牌を見つけるのに非常に手間取りゲームを楽しむというより夫にとっては多分苦行だと思う。
私は自分で言うのもなんだけど視覚的認知についてはかなり優れていると思っている。そのかわり耳で聞いたことを覚えたりするのはまるでダメ。
電話番号など、耳で聞いてそれを復唱することすらおぼつかない。電話番の仕事など絶対できない。
かといって耳方面が全然ダメなのかといわれるとそうでもない気もする。
歌を歌う時一人で歌うならコーラスの副旋律をちゃんと歌えるのにハモルとつられてしまう人というのはいるものだけど私は全然つられたことがない。ふしぎな耳だ。

日常の生活に支障がなくても、個人個人では認知に多様なクセがあって、自分のマシな分野で苦手な分野をうまく補いながらいろんなことをやっつけているんじゃないかと思う。

この女子アナさんはもしかしてコーラスでもつられやすい人なのかもしれない。
耳で聞きながらしゃべるという単純そうな動作もノウミソはきっといろんな作業を同時に複雑に行っているのだろうから、それが混線しやすい人と全然スムーズな人とがいるのだろう。
きっとほとんど訓練などでちゃんとアナウンスできるようになるんだろうけれど、訓練をたくさんしてもうまくできない人もいるんだろうな。